ある作家のメモ

自分用メモ

太陽がなくなること

「いつか太陽はなくなるのでは」

古くから、そういった発想はあったようだ。

 

空が落ちてくる、太陽が落ちて永遠の夜が来る、といった伝説、神話は世界中あちこちにある。日本で言えば、天岩戸の逸話などが有名である。

 

それも無理はないと思う。少しずつ日が短くなっていくという現象が確固としてあるから。

 

何ら予備知識なく、日が短くなっていくことに気が付いたら、かなり恐怖を覚えるのではないだろうか。

 

だから日が短くなりきり、再び長くなっていく日、太陽がなくなるのではなくもう一度復活する日に、わざわざ名前をつけたのかもしれない。冬至と。

 

冬至を過ぎてほっとする思いは、今の僕と、昔の誰かとではかなり違うのかもしれない。